人生のある時点を境に、多くの人が何らかの形で薄毛になっていきますが、諦めてはいけません！生活習慣に気を付けることが薄毛対策に繋がります。さあ、今すぐはじめましょう。
人生のある時点を境に、多くの人が何らかの形で薄毛になっていきます。
実際、髪の毛が薄くなっても気にしないという方は少ないでしょう。
多くの男性にとって最も重要なものは、「自信」です。髪が少なくなり、地肌がむき出しになる自分の姿を思うと、夜も眠れない思いをする方は多いのではないでしょうか。
シャンプーの際に抜ける毛髪量や、寝起きの枕につく抜け毛の量が増えていることに気づいた時ほど、心が重くなるものはありません。そんな抜け毛の問題で悩む前に、知っておいていただきたいことが2点あります。
1点目は、男性の薄毛の95％以上はAGAとも呼ばれる男性型脱毛症ですが、ストレスや医薬品の副作用、健康状態などその他要因によるものも少なくありません。そして2点目は、男性型脱毛症が多い家系だからといって、万策尽きるというわけでは決してありません――打つ手はあります。
米国皮膚病学会によると、アメリカ国内で薄毛に悩む方は8,000万人にのぼり、そのうち60％以上が男性です。
男性型脱毛症を疑うべき6つの兆候
お父様や叔父／伯父様が薄毛に悩んでいる方は、ご自身もその遺伝子を受け継いでいる可能性が高いと言えます。そういった家系のご出身であり、薄毛の初期症状が見られるのであれば、今すぐ髪のお手入れを始めてください。
そう申しあげると、こんな疑問を持たれるかもしれません。「薄毛の初期症状とは一体どんなものだろうか？男性型脱毛症を防いだり進行を遅らせたりするにはどうしたらよいのか？」
そこで、男性型脱毛症を疑うべき6つのポイントをご紹介します。
1.生え際の後退
男性型脱毛症の代表的な初期症状のひとつです。前頭部の上側から薄毛が始まり、後頭部へと進行していきます。
2.遺伝
親族に薄毛の人が複数いる方は、同様の症状があらわれる傾向にあります。最も多い薄毛の原因は遺伝です。薄毛が進行するパターンに関しても、ご家族／ご親族と同様の型になることが多いようです。
3.枕や排水口に落ちる抜け毛が増えてくる
1日あたり50～100本の毛が抜けるのはいたって普通です。毎日抜け毛の本数を数えて一喜一憂することをお勧めするつもりはありませんが、寝起きや洗髪後の抜け毛量が増えていれば、男性型脱毛症の初期症状であることが多いようです。
4.地肌のかゆみやフケ
これらが男性型脱毛症の原因になることはありませんが、薄毛と共にこのような症状が表われることは少なくありません。 皮脂は表皮の下で生成され、頭皮も例外ではありません。頭皮における皮脂の分泌は異常ではなく、髪をうるおって健康な状態に保つ働きがありますが、過剰な分泌や蓄積は毛穴を詰まらせ、抜け毛の原因にもなります。そして、それらが原因で地肌のかゆみやフケが起きている可能性もあります。
5.頭頂部の薄毛
進行すると俗にいう「O字ハゲ」と呼ばれる状態になりますが、これは男性型脱毛症の典型的な状態です。頭頂部では抜け毛が増えるものの、その周囲の毛髪の生育状況は普通である場合にこうなります。
6.他の要因を排除する
円形脱毛症には他の要因が潜んでいることも多いため、医師の診断を受けて、別の原因による抜け毛ではないかを確認する必要があります。健康状態に問題がなく、特に抜け毛の原因になるような薬を服用してもいない場合には、男性型脱毛症が疑われます。
薄毛の対策
着目すべきポイントがわかったところで、対策のヒントをご紹介しましょう。
1.健康的な食生活
抗酸化物質や栄養を豊富に含む食品には、身体に酸化ストレスを与える毒素やフリーラジカルを低減させる働きがあります。酸化ストレスを軽減する食品の一例には、ブルーベリー、葉物野菜、農薬不使用のオーガニック食品、そして緑茶が挙げられます。また、髪の成長を促進するタンパク質や鉄分を多く含む食事を心がけることも重要です。
2.ストレスの管理
ストレスの量や原因をコントロールできないこともありますが、管理することはできるはずです。薄毛の原因のひとつはテストステロンの分泌量ですが、これはストレスレベルに大きく左右されます。均衡のとれた生活を心がけ、健康的なワークライフバランスをとり、定期的に運動し、瞑想なども取り入れてみてください。
3.負担をかけない髪のお手入れ
薄くなってきた髪はデリケートなため、優しく扱う必要があります。髪を優しくお手入れするコツをご案内します。
- ドライヤーの温度設定を低めにして、ヘアアイロンの使用を控えましょう。
- 地毛の髪色から、1～2トーン以上明るい色のカラーリングは控えましょう。髪色を大きく変えようとすれば、薬剤を多く使うことになり、切れ毛につながります。
- ヘアジェルやヘアスプレーを使用したら、乾く前にクシで髪をとかしましょう。スタイリング剤が固まってからでは、切れ毛の原因になります。
- ブラッシングやヘアアイロンの使用は、必要最低限に抑えましょう。過度な器具の使用やスタイリングのし過ぎは、毛根レベルから髪を傷めます。
では、どうすればいいのでしょうか？
兆候に気づかれたばかりの方でも、長期にわたって悩んでいらっしゃる方でも、薄毛には対策があることを、まず知っていただきたいと思います。
そして、対策の効果には個人差があることを理解していただくことも重要です。遺伝的特徴はひとりひとり異なり、特定の刺激に対する反応もまたしかりですから、これは非常に自然なことなのです。
大切なことは、ありとあらゆる安全な対策を試してみて、その中から自分に一番合ったものを見つけることです。さあ、今すぐ始めましょう。薄毛に関しては、時間との戦いです。お近くの専門医にご相談されるのもいいでしょう。
