愛犬のケアをすることにより、飼い主である人間が享受するメリットとは?
愛犬のケアというのは自身へのケアと同様に、大きな責任が伴います。正しい食事を心がけ、獣医/医師による健康診断を定期的に受け、お手入れを欠かさないようにするのは大仕事で、また時間もかかります。しかし、愛犬のケアにおいて、飼い主の健康維持にも役立つことがいくつかあります。ここでは、飼い主にとっても健康的な、愛犬のケアにおける5つの方法をご紹介します。
運動
第一に挙げられるのは運動です。説明するまでもないことですが、運動は大事です。毎日の散歩により心拍数を上げることはとても重要で、飼い主と愛犬の双方の健康に寄与します。有酸素運動は、犬の脳を刺激し、問題行動の回避や、健康体重の維持に役立ちます。動物も人間と同じで、余分な脂肪がついていたり、痩せすぎていたりするのは良くありません。定期的な運動は、気分やエネルギーレベルを高めるなど、飼い主にも多くの恩恵をもたらします。とりわけ、主要な健康リスクを低下させます。
社交
人と同様、犬にとっても社交は大切です。自身が他の飼い主さんと、そして愛犬が他の犬と交流できる、ドッグランやドッグパークに出かけましょう。社交は非常に健康的な習慣であり、飼い主と犬の双方の心身の成長と発達を促します。人との交流に不安を感じたことがある人は、自身も他の飼い主さんと同じように愛犬から愛されていることを忘れないでください。そのことを話題にすれば、会話も弾むことでしょう。
遊び
愛犬との遊びは、運動とみなすこともできるでしょう。しかしここではあえて「遊び」という別項目に分類させます。子犬であれ、成犬であれ、犬は遊ぶことが大好きです。古くから人間と共に生活してきた犬は生涯にわたって遊び好きで、その性質はDNAに組み込まれています。一緒に遊ぶことで、飼い主と犬の絆が深まります。心を開いて、追いかけっこでもかくれんぼでもなんでもいいので一緒に遊んで絆を深めましょう。
ワクチン接種
飼い主は、愛犬の(特に狂犬病)ワクチン接種を欠かさないことで、自身や周囲の人々の健康と安全を守る必要があります。ワクチンを接種せずに愛犬が狂犬病に罹ってしまったら、周囲の人々にとって差し迫った脅威となります。狂犬病は人獣共通感染症であり、動物から人に感染する可能性があります。感染した人は、すぐに治療を受けないと死に至ることすらあります。自身と周囲の人々を守るためには、愛犬の予防接種を欠かさないことが重要です。
愛情表現
一般的に、愛犬とともに質の高い時間を過ごすことで、ストレス、不安、うつ状態が軽減し、また、犬を含むペットとの交流が、気分や物の見方の改善に役立つと言われています。米国の教育機関である「人と動物の絆研究所」による調査では、ペットを飼っている全米8,500万世帯中の74%の飼い主が、ペットを飼うことで自身のメンタルヘルスが改善されたと回答し、また75%がペットを飼うことで友人や家族のメンタルヘルスが改善されたと回答しています。犬は人類の最高の友であり、私たちに無償の愛と支えを与えてくれます。これは双方向的な感情であり、頻繁に示されるべきものです。愛犬とソファーで戯れて、お互いの愛にどっぷりと浸かりましょう。